2006年度部門賞

2006年度部門賞

部門賞選考経過について

本年度のシステムインテグレーション(SI)部門賞の表彰推薦は、各賞(学術業績賞、技術業績賞、研究奨励賞、功績賞)の推薦をSI部 門運 営委員会委員や各部会委員にお願いするとともに、SI部門ホームページ上にて公募(自薦、他薦)致しました。さらに、研究奨励賞につきましては、 SI2005 の実行委員会および共催講演会である第11回ロボティクスシンポジアの実行委員会にも推薦をお願いしました。
その結果、各賞とも多数の推薦をいただきまし た。また、昨年同様、SI部門運営委員会より部門貢献表彰設置の提案と、候補者の推薦がありました。SI部門表彰委員会にて、推薦をいただいた各候補につ いて慎重に審議を行いました結果、最終的に下記12件を本年度の部門賞として選定し、SI部門運営委員会でご承認いただきました。なお,若手奨励賞は SI2005実行委員会からの推薦論文5件に加えて、若手研究者の研究奨励であることも加味して、SI2005講演会における座長評価の極めて高かった2 件も別途追加し、計7件となりました。

SI部門表彰委員会 委員長
松日楽信人

(1)  部門学術業績賞: 該当なし

(2) 部門技術業績賞(1件): 山海嘉之 殿 (筑波大学システム情報工学研究科教授)
『ロボットスーツHALの開発』
受賞理由: 人間と機械との融合を目指したロボットスーツHALの研究開発と実用化促進は社会に対してのインパクトも大きく、システムインテグレーショ ン技術の発展に与えた影響力は極めて多大である。

(3) 部門研究奨励賞(1件): 前野隆司 殿 (慶応義塾大学)
『どのような閾下分布触覚刺激がヒト指の把持力調整反射を誘発するか?』(第11回ロボティクスシンポジアにて発表)
受賞理由: ヒト指の恥力調整反射が起こる条件を明らかにしているうえ、遠隔ロボット制御などへの応用も期待でき、今後のシステムインテグレーション技 術の発展に大きく貢献する技術と思われる。

(4) 部門若手奨励賞(7件):
(4-1) 西田周平 殿 (九州工大)
『mnSOMを用いた自立型水中ロボットの適応制御システム開発』(2005年SI部門大会にて発表)
(共著者) 西田周平(九州工大) 、石井 和男(九州工大)、古川 徹生(九州工大)

(4-2) 尹 祐根 殿 (産総研)
『タスクスキルによる丸型ハンドルバルブ操作』(2005年SI部門大会にて発表)
(共著者) 尹祐根(産総研) 、末廣 尚士(産総研)、音田 弘(産総研)、北垣 高成(産総研)

(4-3) 小澤隆太 殿 (立命館大)
『触覚センサを用いた多指ハンドによる水平面にある物体の安定摘み』(2005年SI部門大会にて発表)
(共著者) 小澤隆太(立命館大)、有本 卓(立命館大)

(4-4)  大西正輝 殿 (理研)
『触覚情報を用いたソフトロボットによる全身マニピュレーション』(2005年SI部門大会にて発表)
(共著者) 大西正輝(理研) 、向井 利春(理研)、浅野 文彦(理研)、小田島 正(理研)、田原 健二(理研)、高木 賢太郎(理研)、羅 志偉(理研)、平野 慎也(理研)

(4-5)  小林裕之 殿 (東京工科大)
『人間行動のスキルレベル評価とその応用に関する研究』(2005年SI部門大会にて発表)
(共著者)  小林裕之(東京工科大) 、大山恭弘(東京工科大)、保坂光紀(東京工科大)、 橋本洋志(東京工科大)、SHE, Jin-Hua(東京工科大)

(4-6)  関本昌紘 殿 (立命館大)
『仮想バネ・ダンパー仮説に基づいた冗長多関節ロボットアームによる到達運動実験』(2005年SI部門大会にて発表)
(共著者) 関本昌紘(立命館大)、有本 卓(立命館大)、衣川 潤(立命館大)、小澤 隆太(立命館大)

(4-7)  齊藤佳奈子 殿 (埼玉大)
『タンパク質結晶化状態判定の自動化に向けた決定木設計手法』(2005年SI部門大会にて発表)
(共著者) 齊藤佳奈子(埼玉大) 、川端 邦明(理研)、淺間 一(東大)、三島 健稔(埼玉大)、菅原 光明(理研)

(5) 部門功績賞(2件):
(5-1) 谷江和雄 殿 (首都大学)
受賞理由: RTシステムインテグレーションの重要性の社会認知に積極的に取り組み、システムインテグレーション分野の発展に大きく貢献された。
(5-2) 川路茂保 殿 (熊本大学工学部数理情報システム工学科 教授)
受賞理由: 2004および2005年度の部門長として、さらに2005年度には学術講演会SI2005の実行委員長として尽力され、システムインテ グレーション分野の発展に大きく貢献された。

(6) 部門貢献表彰(1件): 稲垣克彦 殿 (東海大学)
受賞理由: 講演会運営システムに多大に貢献された。

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