併催行事

SI2014ではどなたでも無料で参加できる下記の一般公開行事を開催しておりますので,是非,ご参加ください.

  • 1. 公開ワークショップ “2014 International Workshop on Human Assistive Systems Based on Human Modeling in Tokyo”
  • 2. 高齢者のQOL向上を目指したワークショップ
  • 3. RTミドルウェアコンテスト2014
  • 4. つくばチャレンジ2014 成果報告・討論会
  • 5. SICE自動化システム部会50年記念講演会

  • 1. 公開ワークショップ “2014 International Workshop on Human Assistive Systems Based on Human Modeling in Tokyo”

  • 日時:2014年12月14日(日)10:10~17:20
  • 会場:中央大学後楽園キャンパス 5号館5333号室
  • ホームページ

  • 協力
    JSTさきがけ「情報環境と人」領域

    趣旨
    インターネットの普及とともにクラウド、ビッグデータなど情報通信の分野で新たなサービスが次々と創発されています。そこで、国内外から新進気鋭の研究者を招へいし、情報通信技術を利活用した人間支援機器の研究開発について議論の場を提供することを目的としたワークショップを企画します。特に力学的に人間を支援する機器に焦点をあわせ演題を構成します。人間支援機器に情報通信技術を融合する試みは活発になりつつありますが、力学的に人を支援する系については、まだ議論が進んでおらず、ヒューマンモデリングなど人間支援機器の能力を高める技術分野に新たな展開をもたらす可能性が高いことから、先端の研究者を集めてシンポジウムを開催します。

    概要
    人間支援システムとヒューマンモデリングに関する議論の場を提供するため、双方の分野に亘る学際的領域から世界で最も先鋭的な成果を挙げている研究者5名を招待します。招待講演にJSTさきがけの研究者4名の講演を加え、計9件の講演で構成します。プログラムは以下のとおりです。

    10:10 - 11:10
    Prof. Roger Gassert, ETH Zurich, Switzerland
    "Neurobotics: from neuroscience to robot-aided therapy and long-term assistance"

    11:10 - 11:30
    Toshiaki Tsuji , Saitama University, Japan
    "Rehabilitation robotics with visualization techniques based on rehabilitation database"

    11:30 - 11:50
    Kenji Suzuki , University of Tsukuba, Japan
    "Body synergies based control for active/passive robotic exoskeletons"

    (Lunch break)

    13:00 - 14:00
    Takamitsu Tajima , Honda R&D, Japan
    "Revolution of automobile steering system based on humanoid engineering"

    14:00 - 14:20
    Minoru Shinohara , Georgia Institute of Technology, USA
    "Motor and cognitive performance when combined with Tongue Drive System"

    14:20 - 14:40
    Yuichi Kurita , Hiroshima University, Japan
    "Human assistive system for improving senorimotor performance"

    (break)

    15:00 - 16:00
    Mitsuhiro Hayashibe , INRIA, France
    "Modeling and control of human neuromuscular dynamics toward advanced neuroprosthetics"

    16:00 - 17:00
    Domen Novak, University of Wyoming, USA
    "Estimating human motion intentions for assistive and rehabilitation robotics"

    17:00 - 17:20
    Wataru Takano , The University of Tokyo, Japan
    "Action database for whole-body motion recognition, synthesis and control"


    2. 高齢者のQOL向上を目指したワークショップ

  • ホームページ
  • 日時:2014年12月14日(日) 13:00~17:00
  • 会場:中央大学後楽園キャンパス 5号館5234号室

  • 共同主催
    公益社団法人計測自動制御学会SI部門 ロボット・セラピー部会
    一般社団法人日本機械学会リハビリ・介護・メカトロニクス研究会
    一般社団法人日本生体医工学会ニューロリハビリテーション・ロボティクス研究会

    趣旨
    現在,日本が直面している超高齢社会において,高齢者の社会活動支援・生活支援へのロボットや機械システムの活用が期待されている。本ワークショップでは,高齢者の生活の質,QOL(Quality Of Life)を維持し,向上させることを目標として,ロボット・セラピーとリハビリ・介護・メカトロニクスの分野から具体的な技術課題を検討し,可能な限り将来的に必要となる要素技術・基礎技術を提言する。

    3. RTミドルウェアコンテスト2014

  • ホームページ
  • 日時:2014年12月15日(月) 10:30~18:00
  • 会場:SI2014講演会場101室(東京ビッグサイト)

  • 共同主催
    ロボットビジネス推進協議会
    公益社団法人 計測自動制御学会SI部門
    独立行政法人 産業技術総合研究所 知能システム部門

    趣旨
    RTミドルウェアは,ロボットを構成する様々な要素をモジュール化し,容易に組み合わせることができるようにするソフトウェア基盤としてのロボット用ミドルウェアです.モジュール化技術は,他の研究者などが開発した様々なアルゴリズムやセンサモジュールを統合してシステムを構築するのに適した技術です.しかし,その普及には便利なモジュールが提供されていることが不可欠であり,必要な部品が揃っていないと,開発者にはRTミドルウェアに対応する手間が増えるだけで,導入に躊躇することになります.現在,RTミドルウェアのフレームワークとなるコンポーネントモデルはソフトウェアの国際標準化団体であるOMGに おいて標準仕様として採用された状況で,ロボット技術を国際的にリードするためにも国内での普及が不可欠です.そこで,ロボット技術の共有と蓄積を図るために,有益なコンポーネントを充実させるべく本コンテストを開催することにしました.また,このコンテストを通して,これからのロボットソフトウェア開発者に不可欠なRTミドルウェアに精通する技術者も育成できるものと期待しています.

    概要
    現在,RTミドルウェアがベースにするコンポーネントモデルは,OMGの国際標準仕様に採用されており,ロボット技術の共有と蓄積を図ることを狙って,有益なコンポーネントを充実させるべく,部会企画の特別OSとしてRTミドルウェアコンテストを開催いたします.「計測自動制御学会RTミドルウェア賞」と,協賛いただき企業からの奨励賞をご用意しており,優れた開発成果に対して表彰いたします.

    4. つくばチャレンジ2014 成果報告・討論会

  • 日時:2014年12月15日(月)10:30-18:00,16日(火)11:15-12:45
  • 会場:SI2014講演会場608室(東京ビッグサイト)

  • 協力
    つくばチャレンジ実行委員会

    趣旨
    つくばチャレンジでは「人々が暮らしている現実の世界でキチンと働く」ロボットを作るため,研究者・技術者が実際にロボットを試作して実地で実験を行い,いろいろな方式を試して,その経験と結果を互いに共有することにより,ロボッ卜技術のレベルを向上させることを目的としています.その成果を広く公開し,参加者以外にも議論に加わっていただくため,本年度の「つくばチャレンジ2014」における技術を議論する,SI2014のオーガナイズドセッションを,公開セッシヨンとして開催します.

    概要
    「つくばチャレンジ」は,つくば市内の遊歩道等の笑顔境を移動ロボットに自律走行させる技術チャレンジであり,地域と研究者が協力して行う,人間とロボットが共存する社会の実現のための先端的技術への挑戦です.今年は,11/16(日)の本走行(最終走行会)の前に9回の実験走行が行われました.ここで,ロボットに課せられた課題は普段つくば市民が使っている市街地の遊歩道や広場,公園の環境を,ロボットが自律的に走行して,指定された区域の中で,指定された人や物を探し,その対象を次々に見つけること」でした.この公開セッションでは,つくばチャレンジ2014に参加したチーム(全48チーム)のうちから, 27チームが,自分たちの開発したロボットや実験の経験を具体的に報告します.また,実行委員長のキーノート講演があり,セッシヨン出席者で活発に議論を行います.移動ロボットが自律的に一般の歩道を走っている様子のムービーも多くご覧頂けると思います.

    つくばチャレンジ2014 実験走行会(第1回=7/12,第2回=8/2)の風景

    5. SICE自動化システム部会50年記念講演会

  • ホームページ
  • 日時:2014年12月15日(月)13:00~16:00
  • 会場:SI2014講演会場607室(東京ビッグサイト)

  • 企画
    計測自動制御学会SI部門自動化システム部会

    趣旨
    1966年に自動化システム部会の前身「自動化機器部会」が発足してから50年が経とうとしています.歴代主査の先生方のご講演を通じて,これまでの歴史と発展を振り返るとともに,これからの自動化システムのための理論研究と技術開発の展開を考えるきっかけにしたいと思います.

    概要
    1980年代,1990年代,2000年代の主査を務められた先生方に,自動化システム黎明期の苦労,自動化システムの歩み,SI部門設立当時の話題,近年のアクティビティ,若者への提言など,自動化システムと本部会の歴史・現状・将来に関して自由闊達にご講演を頂きます.ぜひともご聴講下さい.

    講演者
    名城大学 教授 福田 敏男 先生 12代主査 (1989年)
    芝浦工業大学 教授 水川 真 先生 18代主査 (1995-97年)
    株式会社IHI総合開発センター副所長 村上 弘記 様 23代主査 (2009-10年)