人と機械が共生する社会を目指し,ユニバーサルデザインを積極的に取り込んだロボメカのコンセプトは,ロボット技術が社会に浸透するに連れて益々重要になって来ている.コロナ禍においては,新しい日常の中に必要不可欠なコンセプトである.また,社会ではSociety5.0やスマートシティなどの構想が具体的になって来ている.その中でロボットはどのように存在し,地域や社会を活性化し,生活支援するべきか,変化する社会の中でロボットも使い方,使われ方を新たに考えて行く必要がある.部会では,これまでユニバーサルデザインと,環境や人とのインタラクションについても議論を進めて来た.さらにインクルーシブデザインとも言われるように,使えるものから,使いたいものへと,より広い視点,多様で異なるアプローチも考慮し,ロボメカとの関係性について新しいコンセプトを社会に発信する.