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特別企画セッション(一般公開)

つくばチャレンジ:市街地における自律移動ロボットの公開走行実験

目的と概要

 つくばチャレンジは「人々が暮らしている現実の世界でキチンと働く」ロボットを作るため、研究者・技術者が実際のロボットを試作して実地で働かせ、いろいろな方式を試してその経験と結果を互いに共有することにより、ロボット技術のレベルを向上させることを目的とする公開実験です。ここでは、ロボットが、「自律的に目的地まで走行し、指定された区域で指定された人や物を探すことをこと」、を課題としています。ロボットが走り人を探すのは、普段つくば市民が使っている市街地の遊歩道や広場、公園の環境であり、市民に迷惑をかけたり、危険にさらすことなく、市民と共存して目的を達成することが条件です。つくばチャレンジ2017では、53チーム、65ロボットが参加し、2017年の7月から11月にかけて実験走行会と本走行が行われました。

つくばチャレンジ2017の風景

 本特別企画は、つくばチャレンジ2017の参加者による発表を中心とするオーガナイズドセッションを、公開セッションとして行うものです。ここでは、実世界での課題の解決に向けての考え方や設計と経験を出来る限り具体的に報告し、その情報の共有化を進めるとともに、それを広く社会に知ってもらうことを目的としています。

 また、今年はつくばチャレンジ第2ステージの最終年でした。そこで、セッションの最後にパネルディスカッションを行い、今までのつくばチャレンジや、実世界におけるこの種の実験の意義と、そのあり方、今後の展望について意見交換をします。

開催日時

2017年12月20日(水)9:30~18:00,12月21日(木)9:15~12:00

会場

SI2017会場 第F室

プログラム

第1セッション: 12月20日(水) 9:30~12:00 (キーノート1件、一般講演7件)
第2セッション: 12月20日(水)13:00~15:30 (一般講演9件)
第3セッション: 12月20日(水)15:45~18:00 (一般講演8件)
第4セッション: 12月21日(木) 9:15~10:30 (一般講演5件)
パネル討論  : 12月21日(木)10:45~12:00

【パネルタイトル】「つくばチャレンジ:これまでの10年これからの10年」

コーディネータ(司会): 坪内孝司(筑波大学)
パネリスト(予定): 黒田洋司(明治大学)
  冨沢哲雄(防衛大)
  神部匡穀(つくば市政策イノベーション部)
  油田信一(芝浦工大、つくばチャレンジ実行委員長)