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OS14:共創システム

7/21 更新

オーガナイザ三輪敬之(早稲田大学)、郡司ペギオ幸夫(早稲田大学)、三宅美博(東京工業大学)、上浦基(東京電機大学)
セッション概要共創とは,われわれという遍在的感覚としての「場」における集団的な気づきやつながり感の創出のプロセスとして捉えることができる.この核心は現場における信頼性や創造性,さらには多様な関係性の創出にある.そして,人と人のつながりや絆が薄れ,無縁社会とよばれる現代の社会状況を克服するためには,共創を介する実践的かつ持続的な場づくりが不可欠と考えられている.しかし,このような場づくりを支援する技術においては,システム内部に人間の身心のはたらきが組み込まれることになり,従来のように外側から人間を捉える主客分離的技術を超える必要がある.そして,人間を内側から捉えるために,身体性や主体性を取り込んだ主客非分離的技術が要請されることになる.このような背景の中で,共創システム部会では,共創を支援する技術の確立に向けてシステム論や方法論を提案してきた歴史があり,本OSでは共創の科学技術のさらなる展開に向けた共創の表現技術,システム論,デザイン論の最新の研究成果を議論する場としたい.さらに,これらの新技術に基づく共創の場づくりへの実践的取組みと基礎研究の最前線も取り上げる予定である.

 
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