第14回 計測自動制御学会 システムインテグレーション部門講演会 SI2013

2013年12月18日(水)〜20日(金) 神戸国際会議場


併催行事のご案内

SI2013ではどなたでも無料で参加できる下記の一般公開行事を開催しております.是非,ご参加ください.

各併催行事の詳細,および事前参加申込については,各ホームページをご参照ください.


1. つくばチャレンジ

URL:
http://www.tsukubachallenge.jp/
日時:
2013年12月18日 9:30〜18:00
会場:
SI2013講演会場A室(神戸国際会議場 国際会議室)
協力:
つくばチャレンジ実行委員会
趣旨:
つくばチャレンジでは「人々が暮らしている現実の世界でキチンと働く」ロボットを作るため,研究者・技術者が実際のロボットを試作して実地で実験を行い,いろいろな方式を試してその経験と結果を互いに共有することにより,ロボット技術のレベルを向上させることを目的としています.その成果を広く公開し,参加者以外にも議論に加わっていただくため,公開セッションを開きます.
概要:
「つくばチャレンジ」は,つくば市内の遊歩道等の実環境を移動ロボットに自律走行させる技術チャレンジであり,地域と研究者が協力して行う,人間とロボットが共存する社会の実現のための先端的技術への挑戦です.2013年は,つくばチャレンジ第2ステージの初年度でした.ここでロボットに課せられた課題は,「普段つくば市民が使っている市街地の遊歩道や広場,公園の環境を,ロボットが自律的に走行して,指定された区域の中で,指定された人や物を探し、その対象を次々に見つけること」でした.
この公開セッションでは,つくばチャレンジ2013に参加したチーム(全44チーム)のうちから,25チームが,自分たちの開発したロボットや実験の経験を説明し,セッション出席者で活発に議論を行います.

2. RTミドルウェアコンテスト2013

URL:
http://www.openrtm.org/openrtm/ja/node/5403/
日時:
2013年12月18日 10:30〜19:00
会場:
SI2013講演会場B室(神戸国際会議場 レセプションホール)
共同主催:
ロボットビジネス推進協議会
公益社団法人 計測自動制御学会SI部門
独立行政法人 産業技術総合研究所 知能システム研究部門
共催:
神戸市
趣旨:
RTミドルウエアは,ロボットを構成する様々な要素をモジュール化し,容易に組み合わせることができるようにするソフトウエア基盤としてのロボット用ミドルウエアです.モジュール化技術は,他の研究者などが開発した様々なアルゴリズムやセンサモジュールを統合してシステムを構築するのに適した技術です.しかし,その普及には便利なモジュールが提供されていることが不可欠であり,必要な部品が揃っていないと,開発者にはRTミドルウエアに対応する手間が増えるだけで,導入に躊躇することになります.現在,RTミドルウエアのフレームワークとなるコンポーネントモデルは,ソフトウエアの国際標準化団体であるOMGにおいて標準仕様として採用された状況で,ロボット技術を国際的にリードするためにも国内での普及が不可欠です.そこで,ロボット技術の共有と蓄積を図るために,有益なコンポーネントを充実させるべく本コンテストを開催致します.このコンテストを通して,これからのロボットソフトウエア開発者に不可欠な,RTミドルウエアに精通する技術者が育成できるものと期待しています.
概要:
現在,RTミドルウェアがベースにするコンポーネントモデルは,OMGの国際標準仕様に採用されており,ロボット技術の共有と蓄積を図ることを狙って,有益なコンポーネントを充実させるべく部会企画の特別OSとしてRTミドルウェアコンテストを開催致します. 「計測自動制御学会RTミドルウェア賞」と,協賛いただく企業からの奨励賞をご用意しており,優れた開発成果に対して表彰致します.

3. 東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に向けた研究開発計画と基盤研究に関するワークショップ 第6回(関西・西日本地域②)

URL:
http://www.nsra.or.jp/safe/fdecomi/
日時:
2013年12月20日 9:30〜12:45
会場:
SI2013講演会場A室(神戸国際会議場 国際会議室)
主催:
文部科学省
国際廃炉研究開発機構(IRID)
運営実施:
原子力安全研究協会
趣旨:
本ワークショップは,「東京電力(株)福島第一原子力発電所 1〜4 号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」における研究開発計画を踏まえ,重点分野を明確にしつつ,大学・研究機関等において取り組んでいくことが期待される基礎・基盤研究課題を摘出・創出し,意見交換することを目的として開催するものです.今回のような過酷事故後のプラントの廃炉は,世界にも例はなく極めて難しい技術課題が山積しており,これらの課題を解決するためには,現在視野に入りつつある先端研究のみならず「未踏査領域へのチャレンジ」も必要であります.そのような挑戦的テーマは,原子力に直接関係する分野に留まらず,その他広範な技術分野の研究の中にも萌芽はあると考えられます.
そこで,本ワークショップでは,燃料デブリ取出に向けた遠隔操作等機器・装置開発を中心テーマに据え,事故対応に取り組む現場の状況や研究開発プロジェクトの全体計画を的確に共有するとともに,具体的な技術的課題と期待される基盤研究分野を明確にした上で議論を進めることとします.
本ワークショップの成果は,文部科学省が平成26年度概算要求を行っている「廃止措置等基盤研究・人材育成プログラム委託費」として,大学等の研究機関が中核となって,廃止措置等の現場に貢献できる成果の創出及び人材の育成を目標とする公募事業の本格化に向け,実施すべき基礎基盤研究課題の抽出に役立てることとしております.

4. 安全回復システムフォーラム2013

URL:
http://staff.aist.go.jp/t.kotoku/committee/safe-tc/
日時:
2013年12月18日 14:00〜17:00
会場:
神戸商工会議所2階第3会議室([神戸国際会議場]の隣)
共同主催:
公益社団法人 計測自動制御学会SI部門 安全回復システム部会
一般社団法人 ロボティクス・メカトロニクス部門 安心安全ロボット・メカトロニクス研究会
一般社団法人 日本ロボット学会 安心ロボティクス研究専門委員会
共催:
公益社団法人 計測自動制御学会SI部門 フィールドロボティクス部会
協賛:
建設ロボット研究連絡協議会
趣旨:
安心・安全な社会はどんな時にも最優先で実現する必要のある課題である.一方で,東日本大震災の例を引くまでもなく,安心・安全は単に研究や技術の観点のみでなく,自然環境や社会のしくみにまで立ち入ったシステムとしての取り組みが必要である.
安全回復フォーラムは,社会の仕組みを含めた分野に興味のある研究者や技術者に目を向けてもらい,より多くの取組が具体的に進んでいくこと期待して,過去4回実施されてきている.今回は,安心・安全に関する活動,持続可能な環境保全の立場からの取組,昨年議論した福島の復興への思いからの提案等の紹介と討議を通じて,安心・安全回復や持続可能な社会システム作りについての知見を深め,可能な限り具体的システムを提言する手がかかりとする.