神戸で開催いたしましたSI2013の参加者は1174名となり,盛会のうちに無事終了することができました.本講演会にご参加頂きました皆様方へ心より感謝申し上げます.本講演会の開催に向けて,実行員会を中心として懸命に準備をして参りましたが,色々と至らぬ点があったかもしれません.ご迷惑をお掛けしてしまった皆様にお詫び申し上げます.
今回は,兵庫県のご出身でもあるカーネギーメロン大学の金出武雄先生に特別講演をお願いし,大変多くの参加者の方々にご聴講いただきました.システムインテグレーションの活動を活性化するには,そのための仕組み作り(評価を含む)が大事であり,システムインテグレーションを標榜するSI部門にもまだまだやるべきことがあるのではないか,という強いメッセージをいただいたように思います.
機器展示にも多くの企業様にご出展いただくことができ,兵庫・神戸にゆかりのある企業,公益財団法人様にも最先端技術の紹介をしていただくことができました.今回もスタンプラリーを実施させていただきましたが,多くの参加者の方々に展示ブースにお立ち寄りいただけたようです.ご出展いただきました企業様に対しまして厚くお礼申し上げます.
懇談会もたくさんの方々にご参加いただきありがとうございました.ご参加いただいた皆様の間での懇談,情報交換にご活用いただけたなら,準備をしてきた私共も大変うれしく思います.
講演会の各セッションではどれも活発な議論がなされたとお聞きしております.新たな試みであったUSBメモリの講演論文集をご活用いただけましたでしょうか.本講演会のセッションを企画いただきましたオーガナイザー各位,論文を投稿いただきました著者の方々,本講演会プログラム委員各位には心よりお礼申し上げます.
最後になりましたが,講演会開催のご支援を賜りました中内力コンベンション振興財団,併催フォーラム開催に対してご支援いただきました神戸市,開催に向けて様々なご協力をいただきました神戸コンベンションセンターに対しましてもこの場を借りて厚くお礼申し上げます. また今回神戸でのSI部門講演会開催の機会を与えて下さいましたSI部門長,副部門長,的確なご助言を頂きましたSI部門運営委員会の皆様,有益なアドバイスをいただきました前年度,前々年度SI講演会実行委員長に感謝申し上げます.そして本講演会の開催に向けて長期間にわたる企画準備と開催期間中の運営を担当して頂きました SI2013実行委員会の皆様方に,心より感謝の意を表したいと存じます.
次年度のSI部門講演会は東京で開催されます.多くの方々にSI部門講演会にご参加いただきますようよろしくお願い申し上げます.
このたび,第13回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2013)において発表された全131セッション・728件の講演のうち,厳正な審査の結果,特に優れた講演85件をSI2013優秀講演賞に選出いたしました.受賞者各位にはメールにて受賞を通知し,あわせて郵送にて表彰状を発送いたしました.
受賞者の皆様,誠におめでとうございます.またご講演いただいた皆様,審査にご協力いただいた皆様に厚く感謝を申し上げます.
2013/12/27.機器・カタログ展示ページに,スタンプラリー当選者の情報を追加しました.
2013/12/8.機器・カタログ展示ページを更新しました.
2013/11/28.プログラム(確定版)をプログラムページに公開しました.
2013/11/3.併催行事ページを更新しました.
2013/10/24.プログラム(暫定版)をプログラムページに公開しました.
2013/10/16.参加登録ページを開設しました.
2013/9/18.交通案内・会場情報ページを更新しました.
システムインテグレーション部門講演会は,高機能化・複雑化するシステムの諸問題を解決し,更に,システムの設計論を開拓・構築するため,人間・社会・人工物が関わる様々な分野における俯瞰的システムインテグレーションをテーマとして,全国の産官学の研究者・技術者が集結して当該分野に関連する講演発表および討論を行うものです.この分野の最先端の研究成果紹介や技術展開に関する討論を行い,広範囲にわたる最新の技術情報の場を提供することで,新時代を開拓する研究者間の相互交流を活発化させることをねらっています.本講演会がカバーする領域は,ロボット,環境,防災・減災,エネルギー,バイオ,情報・メディア,メカトロニクス,人間機械系,セキュリティ,医療・福祉,システム論など多岐にわたっています.また,同一の領域をカバーするIEEE/SICEの国際会議としてSII 2013(SI International)を12月15日〜17日に開催します.皆様の投稿・参加をお待ちしております.
主催・企画:公益社団法人計測自動制御学会システムインテグレーション部門
期 日:2013年12月18日(水)〜20日(金)
会 場:神戸国際会議場
講師: | 金出 武雄 先生 |
所属: | カーネギーメロン大学 U.A. and Helen Whitaker 記念全学教授 |
題目: | 米国の大学におけるシステムインテグレーション活動: その要求と実態 |
概要: | システムインテグレーションは大学の研究者にとって厄介なものである。極めて基礎的な性格の研究以外、スポンサーはかなりのインテグレーションを要求するし、実際、現代的な課題の研究では、それ無しでは説得力がなく評価されにくいことも多い。一方、システムインテグレーションはコストと時間がかかる割りには論文になりにくいだけでなく、ともするとアカデミアにはそのような活動を低く見る傾向があるのも事実である。このような状況の中、私の観察するところ米国の大学では日本に比べシステムインテグレーションを比較的よくやっているようにみえる。その活動の要求と実態について自身の経験を踏まえて話すことで、日本の大学におけるシステムインテグレーションのあり方を考える参考にしていただければと思う。 |